■ スローンとマクヘールの謎の物語2 >> ゲーム紹介 ■

「スローンとマクヘールの謎の物語2」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

ジャンル:
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発売日:
CERO:
プレイ環境:

個人的評価:
新発想ストーリーパズル
(株)レベルファイブ
3,500円
Nintendo DS
2009年9月3日
B(12歳以上対象)
1人用/セーブ3つ

★★★★☆
■どんなゲーム?
古典的なパズルブックや知的ゲームをDSで遊ぶ"アタマニア シリーズ"の第1弾。
発端と結果だけしかない奇妙な物語の文章に含まれている言葉を使ってDSに質問しながら、その奇妙な物語の真相を掴んでいく会話感覚・推理ゲーム。質問する度に少しずつ明らかになっていく事柄を組み立て物語の全体図を推理したり想像したり楽しみます。
シリーズ2作目は、全80話収録の他に「謎の挑戦状」という謎解きが10本収録されています。
▼ レビュー ▼
「1」が非常に面白かったので、
続編出たらいいなーと思っていたら、あっという間に続編発表!
「ちょ、もしかして発売する前から続編作ってたんかい!」Σ(´Д`;)
と、思わずツッコんでしまったアタマニアシリーズ第一弾の2本目。

ほぼ前作と同じなので、どんなゲームかの説明は割愛。
詳しくは、前作のレビューか、こちら(別サイト様)が詳しいのでどうぞ。↓
対話形式の新感覚推理ゲーム。DS「スローンとマクヘールの謎の物語」

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今回も面白かったです。

やっぱりこのゲームの面白さは、先入観を巧みに使った所と、
質問で分かったパーツを取捨選択したり、順序良く組み立てていく所でしょうか。
答えは結局Cだけど、その前に「Aかな…? いや、B?」と考えている間が楽しいです。

特に今回、少し前に解いたのと同じトリック?と思わせるような物語が出てきて、
実は違うトリックでした!という仕掛けがあったのが面白かったです。
物語の文章だけでなく、出題の順番でプレイヤーに先入観を持たせる巧い仕掛け。

こういうのに、うまーく騙されるのがホント楽しい。

物語は、前作に比べてグロテスクなものは減ったような気がします。
相変わらず、死体や殺人ものは多いのですが、ゾッとする程ではなく、
逆に「身近なもの」「実話を元にしたもの」「とんち(言葉遊び)」が目立った印象。

これは好みの問題ですが、怖い話目当ての人は、ちょっと物足りないかも。
逆に、怖いの苦手な人には、「1」よりもこちらの方が良いかもしれません。

個人的には、第72幕「買い物仲間求む」がお気に入りです。
例の順番の妙で、まさか…またグロテスクな話?と思わせる仕掛けも秀逸だけど、
何よりも、萌えた萌えた。なにあのイラスト。
背中合わせに男性2人が立ってるんですが、
背の高い方はキッチリ短髪(オールバック風)で胸板が厚く、
背の低い方は、ちょっとパサっとした髪型で、胸板が若干薄いんです!!
ふぎゃー萌える。なにこの絶妙な体格差。背中合わせという立ち位置もツボ!
しかも2人でお買い物って?2人の関係は?って。
そんな、美味しい問題ヤバすぎる。全部に質問してその度にジタジタしてしまった。
まさか、こんな所でふいに萌えに出会えるなんて思ってなかった。
私はもう、この問題だけでも3,500円払ってよかったと思うよ。*。(*´Д`)。*


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システム的には大きな進化はありませんが、
支配人の声が前作の流用ではなく、録り下ろしでした!
(DS2台用意できる方は、聞き比べてみると面白いです)
これはやはり、前作を遊んだ人から「声が冷たい」等の意見を聞いたからかな。
前作のままだったら手抜きですが、ちゃんと作り込んであるので好感が持てますね。

ただ、アンナのウザさはどうにかして欲しかった。
「そろそろ答えてみたら?」とか、「休憩したら?」とか、ほっといてくれー!!

追加要素の「謎の挑戦状」は、レイトン風味の謎解き。
こちらは「おまけ」に格納され、いつ解いても良い仕様。全10問と少ないですが、
ランク評価もあるし、本編(質問の繰り返し)の息抜きにはピッタリかと思います。
(「アンナの宝石箱」が、許容範囲だけど少し操作し難かったのが気になりました)

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ボリュームは、80幕+挑戦状10問。
3,500円でこれだけ遊べれば、コストパフォーマンスは良好ですね。
一気に遊ぶとちょっとダレるので、寝る前や移動中に少しずつとか遊ぶとかがオススメ。

進化した部分と劣化した部分があるので、プラマイゼロで★は4つ。
前作面白かった人は、問題の好みもあるけどたぶん面白いと思います。

著者がアイルランドの方なので、北欧系のノリ(推理小説や怖い絵本)が好きで、
コツコツ好きで、言葉遊びや脳内補完気質な方にはオススメです!

原作本(日本語訳で出版)は4冊。
1冊に80前後の問題が載っているらしいので、このままだと、「4」までは出るかなー?

一応、出たら全部揃えるつもりなので続編希望。(09/10/05改定)





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