■ THE鑑識官2 >> ゲーム紹介 ■

「THE鑑識官2」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

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開発元:
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機種:
発売日:
プレイ環境:

個人的評価:
アドベンチャーゲーム
(株)D3PUBLISHER
(株)トムキャットシステム
2,800円
Nintendo DS
2007年5月31日
1人用/セーブ1つ

★★★★☆
■ストーリー
江戸時代から続く今警察一族江波家。
その本家である江波識子(主人公)もまた例に漏れず「鑑識官」になったのだった。
先祖代々伝わる十手に宿る霊「江波査之介」と、江波家に居続けるネコマタの「鑑太」と共に、次々起こる難事件を解決する「ドタバタ?サスペンス」(パッケージ裏より抜粋)

■どんなゲーム?
鑑識官になって事件を解決していくアドベンチャーゲームの第3弾です。
事件現場に直接出向いて、現場に散らばっている証拠品を探し出して持ち帰り、専門家の鑑定や意見を参考にしながら、たったひとつの真実のロジックを導き出していきます。
シリーズを通してタッチスクリーンでやってみたい捜査が次々と追加されています。
▼ レビュー ▼
シリーズ第3弾です。
タイトルは『2』だけど、PS2にシリーズ1作目がある為、実際は3作目。

今回も非常に面白かったです。
シリーズ3作目ともなると超安定。目新しさはないけれど、システム周りやミニゲーム等徐々に進化していて、シンプルシリーズ内のAVG群の中ではトップクラスにまで成長していますね。

ゲームの基本の流れはシリーズ通して変わらず、
現場での証拠品の発見→専門家による鑑定→鑑定結果から真相を導き出す考察の3本柱。

これがまたちゃんと理詰めになっているので面白いです。
プレイヤー自らが順を追って考えていけるので、Aボタン押してたらキャラが勝手に推理して話進めてた〜という事もなく、シナリオを読ませるだけでない、しっかりと自分で解いていると感じられる、AVG本来のカタルシスがちゃんとあります。

謎解きの難易度も、しっかり文章を読んでれば分かる良いバランスですし、選択肢で何回か間違えるとゲームオーバーになるので緊張感もあって、このシリーズのシステムは大好き。

今回は、ペンタッチで行える事に、気になる所を丸で囲むや項目を線で繋ぐなどから、
モンタージュ作成、ダイヤル操作、簡単なシューティングまで色々追加されています。
ダイヤル操作やシューティングが、若干細かい作業になるのでちょっと大変ですが、慣れればどうにかなるレベルかと。(自分は3回くらいやれば大丈夫でした)

あと、システム的に良かったのは、話の途中で時折1枚絵が挿入するようになったので、コミカルな面白さが引き立つようになったこと。(コンプおまけCGも可愛らしかったです)
あとおまけの8話の出現条件が簡単に(評価が金か銀でOKに)なったことかな。

こういうのは地味ですが、嬉しいですね。

世界観やキャラクター設定などは、前作からそのままで、今回もいい味出してます。
ストーリーの方も、今回もユニークな話からゾッとする話までバラエティに飛んでますね。
若干、警察関連と絡みすぎな気もしますが、後半は結構ドキドキする展開が!

個人的には、前作であまり活躍しなかった金ちゃんの出番が多かったのが嬉しかった。
あと、動物の出番がちょっとだけ増えたのもいい感じ。(犬好き、猫好きにはたまらん要素v)
残念だったのが、今回虫メインの話がなかったので、植木の出番が少なかった事。
植木のあの、天真爛漫な「は〜い」の連呼が好きなもので。(苦笑)
(事件の種類によって活躍する専門家に差が生じるのは仕方ないんだけどね)

ボリュームは全8話でプレイ時間は7〜10時間くらい。
この満足度でこの値段はやっぱり安いですね〜。

気軽に推理物が楽しみたい方、推理物初心者の方にオススメします。
出来たら「1」から遊んでみてください。面白さが違うので、ぜひ!

PS2の鑑識官が2005年の2月で、DSの「1」が2006年の5月、「2」が2007年の5月…。
とくれば、「3」は2008年の春くらいかな?

と、予想を立てつつ…。次回作が非常に楽しみですねv(07/09/27)





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