※ちなみに、音声はありません(残念)
■ 化学研究所廊下 |
【識子】
【査之介】
【鑑太】
【識子】
【所長秘書】
【識子】
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「はあはあ。どうにか間に合ったかな?」
「昨日遅くまで格闘番組見てるからですよ。」
「オレまで朝飯抜きだぜ。」
「人間は眠いのよ。あんたたちはオバケだから、いいけどね。」
「江波捜査官。所長がお呼びです。」
「ひー! 遅刻を怒られるのかな? それとも鑑太を持ち込んだのがバレたのかも。」
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■ 科研ラボ |
【識子】
【古畑】
【物部】
【識子】
【シモーヌ】
【植木】
【査之介】
【芦茂】
【車】」
【識子】
【かんこ】
【識子】
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「はい? なんですか? アレ? みなさんおそろいで…」
「1年前を思い出しますなあ。最初は『死体』という言葉だけで青くなっていたのに…」
「そうじゃね。全然使えない女の子だと思っておったわい。」
「は、はあ、すいません。」
「そんなことないから、気にしないでね。」
「僕は見所があると思っていたね。虫でいえば羽化前のサナギという感じだったね。」
(ほめられてるのかどうかさっぱりわかりませんね)
「ホテルの会場を予約してきたよ。ふたりで行きたかったけどね。」
「この機会に新車のご購入をお考えにはなりませんか?」
「??? あの〜、何なんですか。やっぱり叱られるんでしょうか。」
「識子さ〜ん。所長が呼んでいますよ〜。」
「は、は〜い。」
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■ 所長室 |
【江波警視正】
【識子】
【所長】
【識子】
【所長】
【寒川】
【査之介】
【所長】
【江波警視正】
【査之介】
【所長】
【江波警視正】
【識子】
【識子】
(おわり)
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「識子さん、おめでとう。」
「あ、おばさま。どうしてここに?」
「なんだ。メールを見てないのか?」
「は、はい。すいません。寝坊しました。」
「まあ、この場で叱ってもしょうがないな…わしはお前を叱り慣れてしまっているな。」
「あなたは全国13ヶ所の科研、約300人の中から、年間最優秀捜査官に選ばれたのよ。」
「ええっ!?」
「まあ、新人にしてはよくやったな。とりあえず北東京科研に勝ったのは誉めてやってもいい。」
「もう…岩原ちゃん、あなたはいつまでたっても誉めるのがヘタよね。」
「うっうっ。拙者、感無量であります。」
「ささやかながら、会議室に祝宴を用意した。ウーロン茶で寿司でも食ってくれ。」
「定時後の2次会は、芦茂君が予約したようだけどね。」
「あ、ありがとうございます。」
(お寿司? まずいなあ…さっきから、鑑太の気配がリュックから消えているわ)
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