■ Wiiであそぶ ちびロボ! >> ゲーム紹介 ■

「Wiiであそぶ ちびロボ!」の私的レビューv

▼ ゲーム紹介 ▼

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機種:
発売日:
プレイ環境:


個人的評価:
ちびアクションアドベンチャー
任天堂(株)
(有)スキップ (開発24部:西さんチーム)
3,800円
Wii
2009年6月11日
1人用/セーブ3つ
使用ブロック数1/SDカードコピー可

★★★★★
■ストーリー
ある日サンダースン家にみんなをハッピーにするロボット「ちびロボ」がやってきました。
ちびロボは、身長10センチ。宙に浮くマネージャーロボット「トンピー」にアドバイスをもらいながら家族を幸せにするために、小さな体で昼も夜もお手伝いするのです。(取説より抜粋)

そんな中、なにやら家族の絆に不穏な空気が…? どうするちびロボ!

■どんなゲーム?
身長10センチのちびロボを操作して、家のお手伝いをしていく3Dアクションアドベンチャー。
ちびロボには広大な家の中をマイペースにお手伝い。最初はバッテリーの容量も少ないけど、ゴミ拾いや床磨き、住人や人がいない所では動くおもちゃ達との交流を通して、ハッピーを溜めるとどんどん行動範囲が広がっていきます。そして、ちびロボランキングの1位を目指します。

「Wiiであそぶ ちびロボ!」は、GC版をヌンチャクで遊んじゃおー!というリメイク版です。
ゲームの内容自体は同一です。Wii版はGCコントローラーが使えませんのでご注意!
▼ レビュー ▼
※このレビューは、GC版をプレイした当時の感想のものです。

このゲームを一行で表現しようと思ったら、
「人をハッピーにしようと思ってたら、自分がハッピーになっていた」 でしょうか。

そんな瞬間を体現できる素敵なゲームです。
娘の誕生日プレゼントにとある一家にやってきたちびロボを操作して、散らかったゴミを拾い、床を磨き、住人の悩みや話を聞いたりお手伝いを褒めてもらったりしているうちに、なんだか自然とみんなの家族になったような一体感が生まれてくるのがもう不思議。

これは、ゲームの部分と世界観がしっかりしているからなんでしょうね。

カラフルなカラーリングセンスが抜群な家は、ほんのりアメリカンテイスト。
そんな家が身長10pのちびロボには広くて広くて。ソファーの上に登るのですら積んだ本を階段にしないと行けなかったり。見慣れた風景が瞬時にアドベンチャーワールドに変貌です。

住人も個性派揃い。
おもちゃが大好きなある意味少年の心を持ち続けてるパパ。
そんなパパの浪費に頭を悩ませる美人なママ。
なぜか、カエル語しか喋らないお絵かきが得意の娘ジェニー。
何でもかじるおしゃぶりボーンが大好きな犬のタオ。
そして、動くおもちゃ達と、静かに眠るもう1台のロボット。
それぞれに笑えたり泣けたりするドラマがあって、それを見るのも楽しみの1つです。

ゲームの部分も派手さはないけどよく出来てます。
基本はお手伝い→充電→お手伝い→充電と、短いスパンを繰り返しながらのプレイで、最初はバッテリーも少なくちょっと忙しいのですが、ちょこちょこと上がるランキングでバッテリーも増えて行動時間も増えていったり、手に入ったアイテムで今まで行けなかった場所に行けるようになったりと、小さなハードルを次々とクリアしていく所が、やめ時を失ってしまうくらい楽しいです。

メインでやらなければいけない事は実はそんなに多くなく、どれから進めてもいいサブイベントの集合体とさりげなく出てくるヒントが絶妙に絡んで、「なんか話が進まなくなっちゃった?」、となっても、「まあ、いいや」と違う事をしてれば、いつの間にか解決している事もしばしば。

きっとプレイする人によって話の流れは全然違うんだろうな。
「今日は○○しよう」と自分で決められるし、自由度は非常に高いですね。

半日の長さも(5分、10分、15分)とゲーム中に選べたり、昼夜をすぐに切り替えることができる技やすぐハウスに戻れる技を手に入れたり、ワープを設置出来たりと親切設計。
ラブデ系で賛否両論される”待ち”は今回はありませんでした。違いは昼と夜くらい。

今回、特に面白かったシステムがYボタン。
Yボタンを押すと一人称視点になるんですが、その時”目視できる取れるアイテム”がバッチリ表示されるんです。だからアイテム自体が見つからないって事がほとんどありません。
ただし、どうやってそこまで辿り着くかは、自分で工夫しないといけないという。(笑)
「あーあんな高い所に○○が! って、どうやって登るねーん!」と、じたじたする事うけあい。

工夫って面白いね。

ただ、若干メッセージスピードが遅かったり、一気にやると3日でクリアできちゃう所が難点といえば難点かな? まったりゆるゆるプレイをオススメします。

トイストーリーのように話すおもちゃ達が好きな方。
着ぐるみ好き。動物好き。小さな世界好き。などの方にもオススメ。
大人ならでは笑いもあり、意外と重いテーマをさりげなく描いてるので深いです。

このゲーム、実は1度製作中止になったんですよね。
出て良かった。ホントにありがとうスキップ&任天堂。(07/06/18)





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